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冷蔵庫が冷えないときの対処法!まだ新しいのにどうして冷えないの?

冷蔵庫が冷えないときの対処法は?まずは使い方をチェック!
冷蔵庫は一年中大活躍し、私たちの暮らしになくてはならない家電といえます。
現代人にとって冷蔵庫のない生活は考えられませんよね。
そんな日常に欠かせない冷蔵庫が「冷えない!」、「冷えが悪くなった!」としたら・・・
一体どこをチェックし、どう対処すればよいのでしょう?
今回は、そんな冷蔵庫の冷えない時の対処法について紹介したいと思います。
冷蔵庫が冷えない原因とは?
冷蔵庫の一般的な寿命は購入後5~10年間です。
購入後間もない場合には、保証期間内において修理を依頼することも可能です。
ただし、修理をお願いする前に次の項目をチェックしてみましょう。
①冷蔵庫の周りに充分な隙間があるか?
②庫内に物を詰めすぎていないか?
③長さや幅を取る物で密閉を邪魔していないか?
④冷まさないまま鍋を冷蔵室に保存していないか?
こういった、ごく当たり前のことが冷蔵庫が冷えない原因だったりする場合があります。
①の場合、冷蔵庫は常に稼働し続けているため熱を放ちます。
その熱を側面と背面から放熱していますが、壁に近づけ過ぎている場合は、
放熱が上手くいかず冷蔵庫が冷えなくなってしまいます。
冷蔵庫の周りは必ず隙間を開けるようにしましょう。
そしてよくある原因として、②の食品の詰め込み過ぎがあります。
隙間なくギュウギュウに詰め込んだ食品が、冷風の吹き出し口を塞いでいませんか?
多少詰めるにしても、冷気の吹き出し口だけは塞がないように注意しましょう。
出展:mitsubishielectric.co.jp
また③の場合、庫内が他の食品でいっぱいなのに、
大きいペットボトルなどを無理矢理に入れたりすると、
扉が完全に密閉せずに庫内の冷気が外に漏れてしまいます。
冷蔵庫の中を整理して、しっかりと扉が閉まるようにしましょう。
そして④の場合、調理したお料理をお鍋のまま冷蔵庫で保存する際に、
粗熱を取らずに、まだ鍋が熱いまま冷蔵庫にしまう方がいます。
これは一気に庫内の温度を上げてしまうため、他の食品が冷えなくなるのは当然です。
熱い鍋などは一旦粗熱を取って冷ましてから保存するようにしましょう。
いずれにしても、まずは故障を疑うよりも、
ご自身で冷えない原因を作っていないかどうかチェックしてみましょう。
冷蔵庫が冷えない時の対処法
では、実際に「冷えない」という場合はどう対処したらよいのでしょうか。
まずは放熱が上手くいっていないケースですが、冷蔵庫の側面が熱くなっている場合には注意が必要です。
ついついやりがちな行為が冷蔵庫へメモやプリントをマグネットで留めること。
実はこれも放熱を妨げる要因になりますので、
冷蔵庫の側面へ色々と貼り付けることはできるだけ避けましょう。
また冷蔵庫が窓のすぐ近くにあり、直射日光を浴びる場合や、ガスコンロの隣にある場合も放熱に影響します。
カーテンで直射日光を遮ったり、冷蔵庫の配置を見直すことをおすすめします。
冷凍庫だけ冷える場合
冷凍庫だけ、もしくは冷凍庫と野菜室は冷える・・・
なのに冷蔵庫だけが冷えないといった場合には、霜が影響していることが多いです。
冷蔵庫には霜取りセンサーがありますが、センサーが故障している場合や、
まだ暖かい食品を充分に冷まさずに冷蔵庫に入れることが、霜がつく主な原因です。
大型の冷蔵庫にはほぼ自動霜取り機能がついていますが、
140リットル未満のものや昔の冷蔵庫には自動霜取り機能がない場合があります。
手動霜取り機能があるのならば、細めな霜取りがおすすめです。
手動の霜取り機能がない場合は、全ての食品を出してコンセントを抜き、扉を開けて半日~1日ほど放置します。
その際に床が濡れることがありますのでタオルなどを使用しましょう。
節電の為のプチ情報
1日中電源が入って稼働している冷蔵庫。
一般家庭の全電力の14%を占め、2番目に電気代がかかる家電なのです。
そんな冷蔵庫の節電方法にはどんなものがあるのでしょうか?
まず、食品を詰めすぎないことです。
食品が詰まっていなければ、設定温度が「強」ではなく「中」でも充分に冷えてくれます。
また、冷蔵庫のドアの開閉回数を減らすことも節電になります。
あらかじめ何処に何を置くのか決めておくと、食品を出し入れする時に開閉の回数や時間を短縮できます。
またキッチン全体を換気し放熱したり、冷蔵庫用のカーテンを掛けることも有効です。
最後に一言、冷えない冷蔵庫の対処法について
冷蔵庫は生活には必須の家電の一つです。
便利な反面で大きな電力を必要とするため、その性能をきちんと発揮させてあげることはとても重要です。
対策はどれも簡単なものばかりで、
冷蔵庫内にものを詰め込みすぎない、きちんと放熱するスペースを作ってあげる、
側面にマグネットをなどを貼らない、まめに霜を取ってあげるなど、普段から気をつけておけることばかりです。
決して安い家電ではありませんので、できるだけ大切に使っていきたいものですね。