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犬の無駄吠えをしつける!効果的にやめさせる方法とは?

愛犬の無駄吠えを止めさせるしつけ方法とは?
理由もなく吠え続ける、いつまでたっても泣きやまない!
犬を飼っている方の悩みの一つに、この無駄吠えがあります。
犬の無駄吠えには、「吠える必要のない状況で吠える」ことと、
「吠えて欲しくない状況で吠える」ことの2種類があることをご存知でしょうか?
犬にとって吠えるという行為はごく当たり前の行動なのですが、飼い主の状況や都合によっては、受け入れることができないということも多々あります。
そこで今回は犬が無駄吠えする原因とその対策についてまとめてみました。
犬が無駄吠えをする原因
飼い主はあまり木にしていないかもしれませんが、はっきり言って犬の無駄吠えは近所迷惑です。
そのまま放っておくとご近所とのトラブルにもなりかねません。
そうならないためにも、できるだけ早くしつけをするようにしたいものです。
そのためには、まず無駄吠えをする原因について知っておく必要があります。
無駄吠えをする原因の多くは、飼い主に対して何かを伝えている場合がほとんどです。
- 欲求不満…散歩したい、遊んでほしいなどの意思表示。
- 不安感…留守番などで飼い主と離れる不安感から。
- 恐怖心…知らない犬や来客、雷や呼び鈴などにも怯えて。
- 縄張り意識…敷地への侵入者に対して。
- 体の異変…痛み・怪我などで体の痛みを訴えている場合。
- 社会的促進…他の犬が吠えたことにつられて吠えてしまうこと。
他にも、老化から認知症を発病しているケースなどもあります。
このように犬の無駄吠えはさまざまな要因がありますが、いずれにしても、そのほとんどは何らかの意思表示です。
それが何の意味なのか、犬の出すサインを飼い主がしっかりと理解してあげることが重要なのです。
犬の無駄吠えをしつける前にチェックすべきこと
無駄吠えをしつける場合、何よりもまずは、何が原因で愛犬が吠えているのかを知る必要があります。
欲求不満なのか、不安感なのか、はたまた恐怖心なのか、その原因が分かれば対処もできます。
もしも無駄吠えの原因が欲求不満であるならば、その欲求不満を解消してあげれば無駄吠えはなくなります。
飼い主に向かって吠えている
当然、飼い主に向かって吠えているのであれば何かを訴えている証拠です。
まずはその気持ちを汲み取ってあげましょう。
食事を欲しがっている、散歩に出たがっている、遊びたがっている、かまって欲しいなど、犬にも様々な理由があり、それらの欲求が満たされれば吠えるのを止めるはずです。
しかし、それでもなお吠え続けるのであれば、これは厳しくしつける必要があります。
大概このような場合、犬と飼い主の間に主従関係ができていないことが原因となっています。
ワガママを言えばいつでも要求に応じてもらえると犬が思っている事が多いのです。
主従関係をしっかりと確立し、必要な時以外は吠えないように厳しくしつけるしかないでしょう。
よそに向かって吠える事が多い
犬が飼い主ではなく、どこか他所に向かって吠えている場合は次のようなことが考えられます。
近くに気になる犬がいる、よその犬につられて吠えている、近所の子供の遊ぶ声に反応しているなど、近くに気になって仕方がない要素が存在している場合です。
特に住宅街では犬が気になる要因は沢山存在しますので、そのたびに吠えていたのでは気がきではありませんよね。
これも、多少のことでは吠えないように無駄吠えを厳しくしつけてあげる必要があるでしょう。
可愛がりすぎていないか
たまに犬を叱っているようでも優しく叱っている方を見かけます。
「◯◯ちゃん、あんまり吠えちゃだめよ。」なんて感じで、
これでは犬からしてみたら全然叱られているとは感じられませんよね。
まず、愛犬との間に主従関係はできていますか?
いくら可愛いペットだからと言って甘やかすのはよくありません。
時として毅然とした態度で「叱るべきことは叱る」というように厳しさを持つことも大切です。
「きっと吠えていても怒られないだろう」と犬になめられてしまうと、いくら叱ったところで効果はありません。
犬に誰が主人なのか、主従関係をはっきり分からせることがしつける上ではとても大切になってきます。
犬の無駄吠えをしつける方法
まず、しつけをする上で大事なことは「叱ること」と「褒めること」を上手に使いこなすことです。
厳しく叱りながらも、言うとおりにできたら褒めてあげるようにしましょう。
アメとムチではありませんが、叱る・褒めるを上手に使い分けることが大切です。
では、いくつかの方法を紹介していきましょう。
犬の注意をそらす方法
一時的に無駄吠えをやめさせようとするならば、犬の気をそらすという方法があります。
これは躾(しつけ)とはいえませんが、とっさに吠えるのを止めさせたい時に有効です。
例えば壁を叩く、空き缶を落とすなどして音を鳴らし、犬の注意を引くことができれば一瞬ですが吠えるのをやめます。
その音を犬が不快感を覚える音にすると、無駄吠えの度にその音を鳴らすことで無駄吠えをしなくなるようになります。
また、ボールなどを転がしてそちらに注意を引きつけるのも効果的です。
遊び好きの犬などは、吠えるのを止めてボール遊びに夢中になる場合もあります。
ただし、あくまでも一時的な手段でしかありませんのでご注意下さい。
おやつを使ったしつけ方法
これは少し根気のいる方法になりますが、しっかり教え込めばとても有効な手段です。
まず、吠えている犬の鼻先におやつを近づけます。
すると殆どの犬は臭いをかごうとして吠えるのを止めます。
犬がしばらく吠えなかったらご褒美におやつをあげます。
これを何回か繰り返し、少しずつ鼻先で待たせる時間を長くしていきます。
そうすることにより、吠えなければおやつがもらえるということを覚えさせるようにします。
途中で吠えてしまう時がありますが、その時は「待て!」と大きな声で叱ります。
ただし、決して叩いたりしてはいけません。
この訓練を根気強く続けることで、次第に無駄吠えをしなくなるようになるでしょう。
タイムアウト・一時的に無視する方法
無駄吠えのしつけにはタイムアウトも効果的です。
タイムアウトとはしつけ方法の一つで、「犬がしてはならない行動をしたら犬を空気のように扱う」というものです。
つまり罰として存在を完全に無視するのです。
そして犬が無駄吠えをやめ瞬間に、すぐにご褒美としておやつをあげたり褒めてあげたりします。
それを繰り返すことで、「大人しくしていればおやつがもらえる」ことを犬が学びます。
リードを使ったしつけ
これはかなり厳しいしつけ方法になります。
まず、犬にリードを付けてそばに立ち、片手でリードをしっかりと持ちます。
そして犬が吠え始めたら、「こらっ!」と大声を出すと同時にリードを思いっきり強く引きます。
その動作に犬は一瞬「ビクッ」として驚くことでしょう。
もしもその時に吠えることを止めたら、褒美のおやつを少し与えて褒めてあげます。
これを根気強くおこない、犬が吠えなくなるまで繰り返します。
吠えると怒られる、大人しくしていればご褒美がもらえるということを教え込むのです。
決して犬が可哀想だとか思わずに、愛犬のためだと思って心を鬼にする事が成功させる秘訣なのです。
犬の無駄吠えについては、動画でも開設しているものがありますので是非ご覧になって下さい。
【犬の無駄吠えを防止するしつけ方法】
やってはいけない逆効果な行為
犬に対して決してやってはならないしつけとして、痛みを与えるという行為があります。
例えば叩くという行為は、犬が飼い主を怖がる理由になり、飼い主を信用しなくなることで、むしろ逆効果になってしまうことが多く、関係の崩壊につながりかねません。
また、犬が吠えた瞬間に首輪から電気ショックを与える首輪や、犬の声帯の一部を切る声帯切除手術は、犬のストレスが大きいため避けておきましょう。
自分たちでしつけられない時は
犬の無駄吠えを防止するしつけ方法をいくつか紹介しましたが、実際にやってみても無駄吠えを止めない犬もきっといることでしょう。
一生懸命にしつけても自分自身ではどうにもならないこともあります。
そんな時には、思いきってプロのトレーナーに任せてみるという方法もあります。
もちろんプロに躾(しつけ)をお願いするわけですから費用も発生します。
お金がかかりはしますが、プロのトレーナーなら確実にしつけてくれることでしょう。
犬をしっかりとしつけるのは飼い主の責任です。
厳しいようですがしつけられないのであれば犬を飼う資格はありません。
もし自分でできないのであればプロに頼んででも無駄吠えをやめさせなければなりません。
そうすることでご近所とのトラブルも回避できるようになります。
お金の問題ではなく、飼い主の責任としてしっかりと対応するようにしましょう。
最後に一言、犬の無駄吠えについて
犬の無駄吠えはそのほとんどが欲求不満などストレスが原因ですが、実際問題として犬ではなく飼い主が解決すべき問題が多いのです。
とはいうものの、公共の場などをはじめとして、吠えてほしくない状況は必ずあるものです。
どんな状況にも対応できるように、犬にも吠えてはいけない状況を教えておきたいものですよね。
ただ、犬にも個性があります。
もしも個人でのしつけが難しいと感じた場合は、無理をせずプロのトレーナーに預けるけことも考えてみてください。
犬を飼うということは簡単そうですが、同時に飼い主の責任も伴います。
ご近所や他人に迷惑をかけないためにも、しっかりと犬をしつけましょう。
無駄吠えを止めさせて、犬と飼い主、お互いストレスなく幸せに過ごしたいものですね。